飼料用米による自家配合施設rice for livestock
飼料としての飼料米とは?
飼料米(飼料用米)は、通常のお米と同じく水田で生産できる優れた飼料です。 玄米の状態で使用されることが多いですが、畜産飼料として広く用いられている「とうもろこし」と比べても、コスト・栄養価面(タンパク質・TDN)で、家畜にとって優れたエネルギー供給源となります。
飼料における飼料用米の可能性
栄養価の観点から、小麦・トウモロコシ・お米という三大穀物において、飼料用に用いるうえでお米が一番優れています。タンパク含量が豊富でアミノ酸のバランスが良く、リジンやリジンを単体原料で調整する必要が基本的にありません。また、生産面においても、トウモロコシや麦は連作が出来ませんがお米は可能です。
国産飼料用米を使用するメリット
飼料米で得られるメリットは、海外のとうもろこし相場に左右されることがないため飼料コストの最小化、経営の安定につながる。同時に品質(肉質)の向上及びブランド化につながり、水田活用を通して地域の活性化に貢献できる。
独自飼料配合ロジックによるコスト削減・品質向上材
飼料用米の活用と、弊社が提供する独自の飼料配合ロジックを併用することで飼料コスト最小化が可能隣なります。飼料配合ロジックは20年間畜産業界に携わってきたノウハウを元に算出されコスト削減だけではなく、品質(肉質)の向上も同時に期待できます。
飼料マネージメントによるソリューション
飼料米を活用した自家配合施設により、最大20%の飼料コスト削減が可能です。同時に弊社独自の飼料設計により品質(肉質)の向上・出荷までの期間も最大15%短縮が期待できます。
飼料用米を用いた自家配合施設のご提案
自家配合施設に用いた飼料用米の利用方法は様々です。トウモロコシの何割かを飼料米に置き換える飼料生産方法、飼料メーカーの配合飼料(指定配合飼料)80%に、飼料米を 20%を自家配合施設で混合する生産方法等様々です。もちろん自家配施設に活用できる補助金もあります。
自家配合施設のカスタマイズ
事業規模・事業内容によって配合施設(プラント)はご提案が可能です。例えば貯蔵を多くしたい場合は、飼料タンクの増設。月間の飼料量が多い場合は、粉砕機(ディスクミル)の追加などの事業にコミットしたカスタマイズを行えます。もちろん飼料用米だけではなく、飼料用とうもろこし(子実コーン)を活用した自家配合施設の導入も可能です。
飼料用米による自家配合施設の実績
北海道 P社自家配合施設
北海道という積雪を伴う地域性から、積雪の影響を最小限に抑えるため施設の一部を屋内設計とし極力コンパクトな設計に取り組んだ直配合施設になります。さらに生産された直配合飼料は直接豚舎に送ることが可能です。
福岡県 S社自家配合施設
飼料用米を生産され、自社の自家配合飼料として活用されている養牛用自家配合施設です。自社で生産されていることもあり20%近くの飼料コスト削減に成功されています。飼料原料から自家配合飼料へと理想的な事例です。
青森県 K社自家配合施設
バルク車で飼料タンクに搬入するのではなく、ダンプを使用し直接搬入できるように搬入口を加工した自家配合施設(プラント)の施工実例になります。バルク車が搬入できない場所や、施設設置場所の敷地問題の解決が可能です。